診療理念
患者さんが生涯自分の歯で食べられる喜びを感じて頂きたいと強く願っています。
- 患者さんの話をしっかり聞いて、求められている点をしっかり理解した上で、最善の治療を提供し、希望に応えていきます。その結果として、生涯にわたり来院していただけるように、患者さんとの信頼関係を築き上げていきます。
- 患者さんに最善の治療を提供するために、歯科医師・スタッフ共にプロとしての自覚をもって常に最新の治療技術を身につけるよう努力を続けます。
- 院内を常に清潔な状態に保ち、器具・器械の滅菌消毒において十分に配慮し患者さんからは安心して、そして安全に治療を受けられる歯科医院、スタッフからは安心して働くことのできる歯科医院であり続けます。
- 治療を受けられた患者さんに、十分な満足を感じていただけるように、開成の歯科医院として、地域の歯科医療に貢献します。
歯周病
歯周病の治療をして、セラミック歯をかぶせました。
グラグラしていた歯も抜くことなくきれいになって大満足です。
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インプラント
にし歯科医院のインプラントに対する考え方
インプラント治療で、最も重要なポイントは、
- 正確な診断をすること
- お話し合いのもと、治療計画を決定すること
であると考えています。
インプラントはすばらしい治療法ですが、手術や治療期間、そして費用の面で、患者様にも術者にも大きな負担がかかることがあります。もし、他の方法で、現在お困りの状況を解決できるならば、インプラント以外の方法を選択されるのも良いと思います。
私の所感ですが、インプラントの得意な先生はインプラント治療を強く勧め、インプラントをされない先生は、インプラントについての情報を患者様に与えない 傾向があるように感じています。
数本の歯が失われた場合でも
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があり、どの治療方を選択するかが、とても重要です。
一般的に、従来の治療法よりインプラント治療が優れていますが、その患者様にとってベストな治療法かどうかが最も重要なことなのです。
それぞれの治療法について、十分な検討を行ったうえで治療を進める必要があります。
インプラントの利点と欠点
身近になったインプラント治療ですが、治療をお受けになる前に、インプラント治療について、正しい知識を持つことはとても大切です。ここでインプラント治療の利点と欠点について簡単にまとめておきます。
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インプラント治療の進め方
インプラント審査・診断から人工歯完成までのタイムテーブル
① 診査 インプラント治療が適しているかどうかの、検査をします。 |
② 計画立案 インプラント治療の計画を立てます。インプラントの種類、費用、期間等を決め、治療の同意書をいただきます。 |
③ 一次手術 インプラントを埋め込む手術です。インプラント埋入ホール(穴)を形成してインプラントを骨内に埋入して、歯肉をあわせて縫合します。当然麻酔をしますので痛みについてはご心配ありません。 |
④ 治癒期間 埋めたインプラントが 骨と結合するまでの期間です。 |
⑤ 二次手術 こちらは簡易な手術です。粘膜の下にあるインプラントが、骨と結合しているか確認し、それに人工の歯を作るための、土台を組み込みます。 |
⑥ 人工歯の作成 インプラントの上に、きれいな人工の歯を作ります。これで完成です。 |
前歯を1本だけ失った場合 (1本欠損の修復方法)
患者さんはフランスパンを噛んだ拍子に前歯が動き出して、痛みが出てきたことで、当医院を初めて受診されました。左上の真ん中から数えて2番目の歯が動揺していました。レントゲンを撮ると、歯根が破折して、抜歯することになりました。治療方法についてご説明しました。
- まず入れ歯については前歯が入れ歯になるのは不便すぎて考えられないとのことで却下。
- 次にブリッジについては隣の歯が天然の歯で、きれいな歯であったので、削って弱くしたくないとの理由で却下。
- インプラントについては少し高いけれど、自分の歯を守ることになることと、陶器でブリッジをかぶせた場合と大して金額は変わらないことで結局、治療方法としてインプラントを選択されました。
この部位については根っこの先に膿の袋があったのですが、悪いところは十分に除去してきれいにすることができました。ですので、歯を抜くと同時にインプラントを入れることができました。「思っていたよりも早く終わって、痛みもなく楽だった。」 とおっしゃっていました。
そして、この部位は6週間ほどインプラントが骨につくのを待ちます。その間は仮歯を隣の歯に接着剤で付けて、清潔にお掃除をしていただきます。
そして、しっかり骨に着いたら、インプラントに差し歯をつけるように作っていきます。
仮歯を入れて、周りに調和する形が決定したら、完成品をつけることになります。ということで完成した写真です。
平成15年にインプラントのオペをして、この写真は平成24年に撮影したものです。今でも何も変わることなくしっかりと使っていただいています。
この写真は私が講師を務めていた歯科衛生専門学校の学生さん達にもクイズとして出題しておりました。
「どれが差し歯ですか?」と質問しても歯科衛生士の卵たちでもなかなか正解は出ません。素人の皆さんには難しいでしょうから、解説をしていきましょう。
解説:
まず平成15年の時点で以前から入っていた陶器の差し歯が②です。
これも良く作ってありますが、歯肉が少し変色してきたようですね。さて、今回入れたインプラントは⑤です。
きれいな形で、色も天然の④にはかなわないものの、うまく出来ていると思われます。
そして、10年以上たった現在でも何も問題なく使っていただいています。
今回のこの症例の最大のポイントは、悪くなって残せなかった⑤の両隣りの歯④と⑥が少しむし歯はあったものの、とてもきれいなので、かぶせて差し歯にしてしまうにはもったいないということでした。
私たちは患者さんのそれぞれに違う条件で、どの様な治療が最善かを説明します。患者さんによっては、Brが良い場合も、入れ歯をお勧めする場合もあります。
インプラントをお勧めして、感謝していただいた症例です。
参考になりましたでしょうか。分からないことは何でもかかりつけの歯科医院にお訊ねされることをお勧めします。
奥歯を1本だけ失った場合 (1本欠損の修復方法)
あなたは5年前に右下の奥歯をむし歯で治療してもらいました。
その時はむし歯が大きかったので、神経を取って、銀歯をかぶせてもらう治療でした。それから普通に問題なく噛めていたのですが、半年前からなんとなくたまに痛くなり、ついに歯茎がぷくっと腫れてきました。そして、昨日から何もしなくてもずきずきと痛くなってきました。
今回、この歯の痛みが強く、歯質のむし歯が進んでいるので、残すことができない状況になっていると言われました。そこで、抜くことになりましたが、そこでその後の治療方法の説明を受けました。
- 普通の保険でできる治療として、ブリッジ(Br)
- 保険でできる治療として、部分入れ歯
- 保険は効かないがインプラント
無くなった歯の手前の歯は、きれいは白い歯だったので、削るのはもったいないから入れ歯かインプラントを勧められたけれど、あなたは入れ歯を使うのはどうしてもイヤで、Brを入れてしっかり噛める治療法を選択しました。金属をつないで、作るものなので、5番目の歯が金属になってしまったのは気になったけれど、大きく口を開けない様にしていればどうにか大丈夫でした。しっかり噛むことには問題なく快適でした。
しかし、それから5年経った頃、固いものを噛んだ瞬間にちょっと変な痛みを感じました。そして、それから1カ月経った時に手前の歯の歯茎が腫れて、痛みを感じました。歯科医院を受診すると、歯の根っこが割れていることが分かりました。また抜かないといけないことになりました。抜いた後の治療方法の説明は、また3通りできるとのこと。
この説明は、以前にもしてもらった説明で、その時にも、Brは負担がかかるので、土台が弱くなることも、だいたい7~8年くらいがBrの寿命であることも聞いていました。今回私の場合は平均よりも早く悪くなってしまったけれど、さらにBrにする事にはとても抵抗を感じます。今回も保険でBrができると言われたけれど、もう歯を悪くしたくないので、今度こそはインプラントにしたいと考えました。お金はかかるけど、歯のことを一番に考えたいと思います。
インプラントは痛そうで怖かったけど、それは衛生士さんがやさしく説明してくれたので、決心できました。ということでインプラントが無事入りました。そして、3年と少したった今、とても快適に噛むことができています。これからも定期健診を受けて、大事に使っていきたいと思っています。
学校歯科検診
若楠小学校歯科検診 & ブラッシング指導
にし歯科医院は若楠小学校の学校歯科医です。新入学予定者には歯科検診をして、通常の学校歯科検診も毎年実施しています。それに加えて、乳歯・永久歯の生えかわりの時期で、ブラッシングが難しくなる3年生を選んで、毎年ブラッシング指導の時間を取っています。今年は例年と少し趣向を変えて実施しました。子ども達は興味深くしっかりと勉強してくれますので、私にも、スタッフ達にもとてもやりがいがある授業です。