診療理念

患者さんが生涯自分の歯で食べられる喜びを感じて頂きたいと強く願っています。

歯周病

歯周病の治療をして、セラミック歯をかぶせました。
グラグラしていた歯も抜くことなくきれいになって大満足です。

インプラント

にし歯科医院のインプラントに対する考え方

インプラント治療で、最も重要なポイントは、

インプラントはすばらしい治療法ですが、手術や治療期間、そして費用の面で、患者様にも術者にも大きな負担がかかることがあります。もし、他の方法で、現在お困りの状況を解決できるならば、インプラント以外の方法を選択されるのも良いと思います。

私の所感ですが、インプラントの得意な先生はインプラント治療を強く勧め、インプラントをされない先生は、インプラントについての情報を患者様に与えない 傾向があるように感じています。

数本の歯が失われた場合でも

  • インプラントが適する場合
  • 義歯が適する場合
  • ブリッジが適する場合

があり、どの治療方を選択するかが、とても重要です。
一般的に、従来の治療法よりインプラント治療が優れていますが、その患者様にとってベストな治療法かどうかが最も重要なことなのです。
それぞれの治療法について、十分な検討を行ったうえで治療を進める必要があります。

インプラントの利点と欠点

身近になったインプラント治療ですが、治療をお受けになる前に、インプラント治療について、正しい知識を持つことはとても大切です。ここでインプラント治療の利点と欠点について簡単にまとめておきます。

固定性の歯を作ることができる。つまり取りはずし式の義歯とは異なり

  • はずして掃除をする必要はありません
  • 粘膜と義歯の間に食べかすが入ることもありません
  • 顎の骨と結合しているので、しっかりと何でも噛めます
  • 食べたり、おしゃべりするときに浮き上がったりすることもありません

若々しい

インプラントの人工歯はご自身の歯と同じようにお使いになることができます。義歯=高年齢という意識から完全に解放され、若々しい生活を楽しむことができまるのは、インプラント治療の大きな魅力ではないでしょうか

他の歯を守る

ブリッジの治療を行うと、失った歯の隣の健康な歯を削り土台にする必要があります。
義歯は残っている歯にバネを引っかけますので、時として、その歯に負担がかかり歯を弱めてしまうことがあります。インプラント治療は、自立した人工歯根を利用しますので、周囲の歯を痛めることはありません。つまりほかのご自身の歯の寿命が長くなります。

手術が必要である

比較的簡易な手術ですが、 約60-90分の手術(一次手術)が必要です。麻酔をしますので、痛みについてご心配する必要はありません。二次手術は30分程度です。

治療期間が長い

手術をして、インプラントが骨となじむまで、待機期間(治癒期間)が必要です。近年の技術の進歩により、治癒期間を短くする治療法もあります。

インプラントが適応されない場合がある

体や骨のコンディションによっては、インプラントを行うことが難しい場合や骨となじまない場合があります。

治療費がほかの治療に比べて高額である

特殊な器具、器材、技術が必要なため、費用は高額になります。しかしそれに値する治療結果が期待できます。

インプラント治療の進め方

インプラント審査・診断から人工歯完成までのタイムテーブル

① 診査

インプラント治療が適しているかどうかの、検査をします。
場合によっては、インプラントを行えない場合もあります。
またCTなどの特殊な検査 (正島脳神経外科に依頼)を行う場合もあります。

② 計画立案

インプラント治療の計画を立てます。インプラントの種類、費用、期間等を決め、治療の同意書をいただきます。

③ 一次手術

インプラントを埋め込む手術です。インプラント埋入ホール(穴)を形成してインプラントを骨内に埋入して、歯肉をあわせて縫合します。当然麻酔をしますので痛みについてはご心配ありません。

④ 治癒期間

埋めたインプラントが 骨と結合するまでの期間です。
期間の目安は下顎は約3ヶ月、上顎は約6ヶ月です。
しかし最近はインプラント材料の開発によって、期間は短くなってきています。症例、使用するインプラントの種類によって期間は変わってきますので患者様には詳しく説明します。 にし歯科医院では2ヶ月くらいで終了できるケースも多くなってきました。また 症例によってはさらに速く、インプラントを入れると同時にかめるようにできることもあります。

⑤ 二次手術

こちらは簡易な手術です。粘膜の下にあるインプラントが、骨と結合しているか確認し、それに人工の歯を作るための、土台を組み込みます。

⑥ 人工歯の作成

インプラントの上に、きれいな人工の歯を作ります。これで完成です。

前歯を1本だけ失った場合 (1本欠損の修復方法)

患者さんはフランスパンを噛んだ拍子に前歯が動き出して、痛みが出てきたことで、当医院を初めて受診されました。左上の真ん中から数えて2番目の歯が動揺していました。レントゲンを撮ると、歯根が破折して、抜歯することになりました。治療方法についてご説明しました。

この部位については根っこの先に膿の袋があったのですが、悪いところは十分に除去してきれいにすることができました。ですので、歯を抜くと同時にインプラントを入れることができました。「思っていたよりも早く終わって、痛みもなく楽だった。」 とおっしゃっていました。

そして、この部位は6週間ほどインプラントが骨につくのを待ちます。その間は仮歯を隣の歯に接着剤で付けて、清潔にお掃除をしていただきます。
そして、しっかり骨に着いたら、インプラントに差し歯をつけるように作っていきます。
仮歯を入れて、周りに調和する形が決定したら、完成品をつけることになります。ということで完成した写真です。

平成15年にインプラントのオペをして、この写真は平成24年に撮影したものです。今でも何も変わることなくしっかりと使っていただいています。

この写真は私が講師を務めていた歯科衛生専門学校の学生さん達にもクイズとして出題しておりました。
「どれが差し歯ですか?」と質問しても歯科衛生士の卵たちでもなかなか正解は出ません。素人の皆さんには難しいでしょうから、解説をしていきましょう。

解説:
まず平成15年の時点で以前から入っていた陶器の差し歯がです。
これも良く作ってありますが、歯肉が少し変色してきたようですね。さて、今回入れたインプラントはです。
きれいな形で、色も天然の④にはかなわないものの、うまく出来ていると思われます。
そして、10年以上たった現在でも何も問題なく使っていただいています。
 
今回のこの症例の最大のポイントは、悪くなって残せなかったの両隣りの歯が少しむし歯はあったものの、とてもきれいなので、かぶせて差し歯にしてしまうにはもったいないということでした。
 
私たちは患者さんのそれぞれに違う条件で、どの様な治療が最善かを説明します。患者さんによっては、Brが良い場合も、入れ歯をお勧めする場合もあります。

インプラントをお勧めして、感謝していただいた症例です
参考になりましたでしょうか。分からないことは何でもかかりつけの歯科医院にお訊ねされることをお勧めします。

奥歯を1本だけ失った場合 (1本欠損の修復方法)

あなたは5年前に右下の奥歯をむし歯で治療してもらいました。
その時はむし歯が大きかったので、神経を取って、銀歯をかぶせてもらう治療でした。それから普通に問題なく噛めていたのですが、半年前からなんとなくたまに痛くなり、ついに歯茎がぷくっと腫れてきました。そして、昨日から何もしなくてもずきずきと痛くなってきました。

今回、この歯の痛みが強く、歯質のむし歯が進んでいるので、残すことができない状況になっていると言われました。そこで、抜くことになりましたが、そこでその後の治療方法の説明を受けました。

無くなった歯の手前の歯は、きれいは白い歯だったので、削るのはもったいないから入れ歯かインプラントを勧められたけれど、あなたは入れ歯を使うのはどうしてもイヤで、Brを入れてしっかり噛める治療法を選択しました。金属をつないで、作るものなので、5番目の歯が金属になってしまったのは気になったけれど、大きく口を開けない様にしていればどうにか大丈夫でした。しっかり噛むことには問題なく快適でした。

しかし、それから5年経った頃、固いものを噛んだ瞬間にちょっと変な痛みを感じました。そして、それから1カ月経った時に手前の歯の歯茎が腫れて、痛みを感じました。歯科医院を受診すると、歯の根っこが割れていることが分かりました。また抜かないといけないことになりました。抜いた後の治療方法の説明は、また3通りできるとのこと。
この説明は、以前にもしてもらった説明で、その時にも、Brは負担がかかるので、土台が弱くなることも、だいたい7~8年くらいがBrの寿命であることも聞いていました。今回私の場合は平均よりも早く悪くなってしまったけれど、さらにBrにする事にはとても抵抗を感じます。今回も保険でBrができると言われたけれど、もう歯を悪くしたくないので、今度こそはインプラントにしたいと考えました。お金はかかるけど、歯のことを一番に考えたいと思います。

インプラントは痛そうで怖かったけど、それは衛生士さんがやさしく説明してくれたので、決心できました。ということでインプラントが無事入りました。そして、3年と少したった今、とても快適に噛むことができています。これからも定期健診を受けて、大事に使っていきたいと思っています。

学校歯科検診

若楠小学校歯科検診 & ブラッシング指導

にし歯科医院は若楠小学校の学校歯科医です。新入学予定者には歯科検診をして、通常の学校歯科検診も毎年実施しています。それに加えて、乳歯・永久歯の生えかわりの時期で、ブラッシングが難しくなる3年生を選んで、毎年ブラッシング指導の時間を取っています。今年は例年と少し趣向を変えて実施しました。子ども達は興味深くしっかりと勉強してくれますので、私にも、スタッフ達にもとてもやりがいがある授業です。

〒849-0934
佐賀県佐賀市開成2-1-13
TEL 0952-36-9855

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