歯科治療コラム

カラオケに行けない

先日、口腔内を治療しながら患者さんとお話ししておりました。すぐ近くにお住いの70代のその奥様は、

「最近ストレスが溜まって大変です。」と言われます。
「そうですか。お好きなカラオケにも行けないでしょうね。」
「そうなんです、孫にも絶対行っちゃダメって言われるし。」
と寂しそうにおっしゃいます。そして体調もあまり良くないとのこと。
「カラオケはスマートフォンでも見ることができますから、それで歌われたらどうですか?」
話は聞いたことはあるが、ユーチューブも見たことはないとの事。
「ユーチューブ見てみませんか。うちのレントゲン室なら、どんな大声でも大丈夫ですよ。マイクもあるし、歌ってみませんか?!」
「18番はなんですか?^^」
「いろいろあるけど、美空ひばりさんとかが好きですねえ。」
「わかりました。」

私は銀歯のセメントが固まる間に、マイクと小さなアンプスピーカーを持ってきて、カラオケの準備をしました。
そしてユーチューブで、『美空ひばり 川の流れのように』検索でカラオケの準備をしました。気づいてもらおうと、
カラオケをスタートさせて、まず私が歌ってみせました。
「あーあーっ、川のながれのよおーに~~」
サビに入ったところでセメントが固まったのでうがいをしていただきました。
患者さんは興味津々。しかしイマイチノリ悪く、うちのスタッフたちも私の歌には少しもふれません。
「こんどF川さんと一緒に来て歌わせてもらいます。^^』

私の歌が良くなかったようです。しかし、会計を済ませて帰られる時には、表情も明るく、元気に楽しそうに帰って行かれました。
新型コロナの影響は、本当に大きく大変な問題ですが、しかし間接的な影響も大事に考えなければいけないと思います。
今日は歯科医院で良い治療ができたように思います。


にし歯科医院 院長 西 信太郎

〒849-0934
佐賀県佐賀市開成2-1-13
TEL 0952-36-9855

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